自動車整備業界における外国人活用のパイオニア経営者の会社を訪問させていただきました。すでに10年以上、ベトナム人の採用を続けている会社です。私が今日訪問した時は5名のベトナム人自動車整備人材が働いていました。また、彼らベトナム人のうちの1人の高度エンジニア人材のベトナム人は、会社から工具が支給されるにもかかわらず、自分でローンを組んで工具を購入。ピッカピカに磨かれた工具が綺麗に工場内に置かれていました。大切に使っているんでしょうね。
社長は、「彼らが、キラキラとした眼で一所懸命に働くようになるかならないかは、受け入れ企業の組織や社員1人1人がどんな気持ちで彼らに接するかによって大きく変わる」と語ってくれました。外国人に対して愛情を持って接しているということが伝わってきます。彼らもそれに答えようと頑張るので、良い信頼関係を長期的に築けるのだと思います。
自動車整備会社の経営者が考えなくてはいけないことは、単なる「人手」として考えるのではなく、彼らがいずれ母国で活躍できるようなキャリアアップを支援することです。長期的な信頼関係を築き、将来のパートナーとして外国人整備人材を受け入れていくという考え方、仕組みが今の自動車業界には必要だと思います。