現地のファイナンス会社を訪問してお話をお聞きしました。
アセアン地域においてインドネシアの自動車販売台数は拡大傾向です。それのよってファイナンスの需要も高まったきて、アセアン域内における自動車販売台数シェアでも存在感が増しています。インドネシアにおいては増車が多く、これから新規をいかに狙っていくかが大きなポイントです。
二輪車が停滞しているのとは逆に四輪自動車は販売台数を伸ばしています。
一方で、二輪から四輪への純粋なシフトはまだ遠いかもしれません。別の場所顧客層と捉える方が良いのかもしれません。
二輪車の購入は、8割以上の人がローンを利用しています。購入者の世帯所得は月額150万ルピア以上が必要であり、これは正社員であれば手がとどく水準となっている。一方で、二輪車と四輪車の購入層では、世帯収入が月収2~3万円と10万円以上とに大幅に離れており、二輪車ユーザーが四輪車を購入するまでにはもう少し時間が必要かもしれません。
しかしながら、この巨大な市場は無視できません。巨大だからこそ、成長が進んで行った時のインパクトは大きいですが、一方で、経済成長が停滞した時の、貧困、格差、失業の問題も大きいです。
市場が大きいということはある意味で諸刃の剣であることを頭の中に入れながらバランス取ったビジネス戦略がより重要になる市場、それがインドネシアです。
これから整備士の需要もドンドンと増していくことでしょう。