時代が求める静脈産業。今までの作りっぱなし、売りっぱなしではなく、静脈産業のキーワードは「後始末」という近藤会長。会宝産業を訪問して工場を見学させて頂きました。
日本の自動車リサイクルは、車体の95%をも再利用する世界一優れたシステム。日本の乗用車の平均重量は1100キロ。会宝産業に入ってきた自動車税は解体されて、フロンやエアバック、シュレッターダストのリサイクル法に指定されたものを取り除き、さらにエンジン、部品、タイヤ、希少金属などに分けられて分別されます。
これらた取り除かれた残ったボディは500キロほどの鉄くずになります。さらにそのなかで180キロほどがプラスチックやウレタンなどのシュレッターダストになりますが、その中で2-3割ほどの50キロほどがどうしてもリサイクルできずに埋め立て処分される事になります。95%のリサイクル率の日本の素晴らしい再利用システムを海外に広めていく試みをしているのが会宝産業です。