【外国人の受入れ態勢づくりのポイント(1)】
日本商工会議所が出している「外国人材活用解説BOOK」に記載されている内容をご紹介いたします。
『外国人材雇用の重要性を社員全員に伝える』
初めて外国人材を受入れる会社にありがちなのが、外国人材雇用に対する意識の差が、経営層と現場レベルで大きくかけ離れているケースです。社長の独断で外国人材の受入れを決めたものの、現場は全く寝耳に水。そんなケースが代表的です。
その結果、現場にネガティブな意識が蔓延してしまっては、円滑なコミュニケーションを図れるはずがありません。上司や同僚が外国人材を「招かれざる客」として迎え入れるため、外国人材が職場内で孤立する状況が生まれます。そのため新たに外国人材の受入れを決めた際、経営者はまず、外国人材雇用の重要性を社員全員に伝えなければなりません。
▶外国人材の受入れを決めた経緯は
▶当社にとって外国人材の受入れがいかに重要か
▶今後、社内で外国人材とどのように協働していくか
こういった点について説明する機会を設け、社員全員に納得してもらうことが大切です。外国人雇用の重要性をしっかり認識すれば、現場は外国人材を「かけがえのない仲間」として迎え入れるようになるでしょう。