【外国人の受入れ態勢づくりのポイント(3)】
日本商工会議所が出している「外国人材活用解説BOOK」に記載されている内容をご紹介いたします。
『仕事のメリットを感じさせる』
外国人材のモチベーションを上げるには、仕事で得られるメリットを感じさせるのが効果的です。「このスキルを習得すれば、こんな良いことがありますよ」と、その仕事を通してどんな知識やスキルが身につき、将来どのような可能性が開けるのかを具体的に説明するのです。
そこでぜひ、「この仕事は将来あなたの役に立つ」というフレーズを知っておいてください。これが仕事に前向きに取り組んでもらうためのキーワードになります。繰り返し伝えることによって、外国人材のやる気とモチベーションは大いに高まるでしょう。「●●●の方法は世界的に高く評価されています。このスキルを身につければ、将来あなたが母国に帰って仕事をする時も必ず役に立ちますよ」このように、今の仕事に習熟するメリットを具体的に伝えることが大切です。ただ留意すべきは、根拠が明確で納得性があること。根拠がぼんやりしていたり、疑わしかったりすれば、あまり効果は見込めません。メリットを実感すれば、「仕事が面白くない」と感じることが減るため、外国人材が目的意識を持って仕事に取り組むようになるはずです。